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福井御幸店

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福井県丹生郡越前町高佐16-19-2

電話 : 0778-39-1120
FAX : 0778-39-1923

営業時間 : 11:00~15:00


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2025/6/20

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秋のイカはなぜ美味しい?透明な甘みと食感の秘密を福井の老舗料理人が解説

福井県越前海岸で60年以上海鮮料理を提供し続けている「滝の川」です。

秋が深まるこの季節、当店の厨房には特別な海の幸が届きます。それは透き通るような美しい身と、噛むほどに広がる濃厚な甘みを持つ「秋のイカ」です。

多くのお客様が「なぜ秋のイカはこんなに甘いのですか?」「この食感はどうやって作られるのですか?」とお尋ねになります。今回は、長年イカ料理に携わってきた当店の料理人が、秋イカの魅力の秘密をすべてお話しします。

この記事を読み終える頃には、あなたにとってイカという食材が、日常の惣菜から海の宝石へと変わっているかもしれません。

なぜ秋のイカが特別なのか?生命のサイクルが生み出す甘み

イカの成長と栄養の蓄積メカニズム

イカは一年を通じて食べられる身近な食材ですが、秋に水揚げされるイカは別格の味わいを持ちます。その理由は、イカの生命サイクルにあります。

春から夏にかけて生まれたイカは、秋になると成長のピークを迎えます。豊富な小魚やエビを捕食し、冬の産卵期に向けて体内に栄養を最大限蓄えようとするのです。この時期のイカの身は、まさに栄養の宝庫となっています。

当店の料理長が毎朝市場で仕入れる際も、この時期のイカの身の充実ぶりには毎年驚かされます。「同じイカでも、夏のものと比べると身の厚みが全然違うんです」と料理長は語ります。

甘み成分アミノ酸の正体

イカの甘みの主成分は、グリシン、アラニン、プロリンといったアミノ酸です。これらは旨味の源でもあります。

グリシンは砂糖の半分程度の甘みを持つアミノ酸で、イカの上品な甘さの正体です。アラニンは貝類にも多く含まれ、深い旨味を演出します。プロリンはコラーゲンの構成要素でもあり、食感にも影響を与えています。

秋のイカでは、これらのアミノ酸含有量が夏の1.5倍から2倍にも増加することが知られています。当店でお出しする秋イカの刺身で感じる「透明な甘み」は、まさにこの自然の恵みなのです。

海水温の変化が生み出す最高の食感

秋になると海水温が徐々に下がり始めます。この温度変化がイカの身質に重要な影響を与えます。

冷たい海水の中でイカの身はキュッと引き締まり、適度な弾力を持つようになります。若すぎるイカは身が柔らかすぎて歯ごたえに欠け、成長しすぎたイカは硬くなりがちです。秋のイカは、まさにその絶妙なバランスを保った状態にあります。

「お客様がイカを噛んだ時の『サクッ』という音が違うんです。秋のイカは本当にいい音がするんですよ」。これは当店のカウンターでよく聞かれる料理長の言葉です。この音の違いこそ、最高の食感の証なのです。

当店が実践する秋イカの真価を引き出す技術

市場での目利きから始まる品質管理

当店では毎朝4時30分、料理長自らが市場に向かいます。同じ「秋イカ」でも、水揚げ場所、時間、個体の大きさによって品質は大きく異なるからです。

「透明感があって、胴体が丸々と太っているもの。触った時の弾力が程よく、目が澄んでいるものを選びます」と料理長は説明します。

特に重要なのは、水揚げされてからの時間管理です。イカは鮮度の劣化が早い魚介類の一つ。市場到着から当店での調理まで、常に氷温管理を徹底しています。

実際に、当店で提供する秋イカの刺身の透明感は、この徹底した鮮度管理あってこそ実現されているのです。鮮度が落ちると、透明だった身は白く濁り始め、あの美しい見た目は失われてしまいます。

包丁技術で甘みを最大限に引き出す方法

最高の素材を手に入れても、調理技術がなければその価値は半減してしまいます。当店では、秋イカの甘みと食感を最大限に引き出すための独自の技術を用いています。

まず重要なのが「飾り包丁」という技術です。イカの表面に格子状や松笠状に、浅く細かい切り込みを無数に入れていきます。この作業により、硬い表面の繊維が断ち切られ、驚くほど柔らかな食感が生まれます。

さらに重要なのは、この切り込みが甘み成分の放出を促進することです。噛んだ時にイカの身が効率よく開き、内部に蓄えられたアミノ酸が舌全体に広がります。表面積が増えることで醤油の絡みも良くなり、イカの甘みをより一層引き立てるのです。

「同じイカでも、包丁の入れ方一つで甘みが2倍にも3倍にも感じられるようになるんです」。これは当店で20年以上修業を積んだベテラン職人の言葉です。

カウンター越しの「立ちの握り」で完成する至高の体験

当店のカウンター席では、目の前で職人が握る「立ちの握り」を楽しんでいただけます。ここで提供される秋イカの握り寿司は、まさに当店の技術の集大成です。

人肌に温められたシャリと、氷温で管理された冷たいイカのネタ。この温度差が口の中で出会った瞬間、魔法のような現象が起こります。シャリの温かさでイカの表面がわずかに温められ、閉じ込められていた甘みと香りが一気に花開くのです。

さらに、お客様一人ひとりの好みに合わせた微調整も可能です。「もう少し柔らかめがお好みでしたら、包丁を少し深めに入れましょうか」といったきめ細かな対応をしています。

お客様との会話を大切にしながら、その方だけのために握る一貫。これが当店の目指す最高のおもてなしです。

秋イカ料理のバリエーションと楽しみ方

刺身で味わう純粋な甘み

当店で最も人気の高い秋イカの楽しみ方は、やはり刺身です。何も加えない状態で、イカ本来の甘みと食感を存分に味わっていただけます。

「まず一切れ目は何もつけずに召し上がってください」。これは当店でお客様にお伝えする決まり文句です。醤油をつける前に、まずはイカそのものの味を確かめていただきたいのです。

透明な身を噛んだ瞬間に広がる上品な甘み、続いてやってくる深い旨味、そして後味に残る海の香り。これらすべてが、秋イカならではの特別な体験なのです。

二切れ目からは、わさび醤油でお楽しみください。わさびの辛みがイカの甘みを引き立て、より複雑で奥深い味わいが楽しめます。

炙りで香ばしさをプラス

秋イカのもう一つの楽しみ方が「炙り」です。表面を軽く炙ることで、香ばしい風味が加わり、また違った魅力を発見できます。

炙りの技術は意外に繊細で、火力の調整と炙る時間が重要なポイントとなります。強すぎる火力では身が硬くなってしまい、弱すぎると香ばしさが生まれません。

当店では、遠火で表面だけを軽く炙り、中の甘みを逃さないように仕上げます。表面の香ばしさと中の甘み、そして変化に富んだ食感が楽しめる一品です。

「炙ったイカの香りを嗅いだ瞬間、お客様の表情がパッと明るくなるんです」と料理長は微笑みます。これも秋イカならではの楽しみ方の一つです。

煮物や焼き物での新たな発見

刺身や握り寿司のイメージが強い秋イカですが、加熱料理でも素晴らしい味わいを見せてくれます。

煮物にする場合は、短時間でサッと煮上げることがコツです。長時間の加熱は身を硬くしてしまうため、イカの甘みと旨味を残しつつ、ほろりとした食感に仕上げます。

焼き物では、イカの持つ水分と甘み成分を活かした調理法を採用しています。強火でサッと焼き上げることで、外は香ばしく、中はジューシーな仕上がりになります。

「加熱することで、生とはまた違った甘みの表現ができるんです」。これは当店の若手料理人の発見です。素材の可能性を最大限に引き出すことも、私たちの大切な仕事の一つなのです。

秋イカの栄養価と健康効果

高タンパク低カロリーの理想的な食材

秋イカは美味しいだけでなく、栄養面でも優秀な食材です。100gあたりのカロリーは約88kcalと低く、タンパク質は18.1gと豊富に含まれています。

これは鶏ささみ肉に匹敵する高タンパク質含有量で、ダイエット中の方や筋力アップを目指す方にも最適です。当店にも健康を気遣うお客様が多数いらっしゃいますが、「美味しくて体にも良いなんて最高ですね」とよくお声をいただきます。

また、脂質は1.0g程度と非常に少なく、良質なタンパク質を無駄なカロリー摂取なしで補給できる理想的な食材と言えるでしょう。

タウリンによる疲労回復効果

秋イカに豊富に含まれるタウリンは、疲労回復や肝機能の改善に効果があるとされています。タウリンは人間の体内でも作られますが、食事からの摂取も重要です。

イカ100gには約500mgのタウリンが含まれており、これは栄養ドリンクに含まれる量に匹敵します。「最近疲れ気味で」とおっしゃるお客様には、「秋イカをたくさん召し上がってくださいね」とお勧めしています。

実際に、定期的にご来店いただくお客様からは「イカを食べた翌日は調子が良い」というお声もいただいており、タウリンの効果を実感していただいているようです。

ビタミンB群による代謝促進

秋イカにはビタミンB12やナイアシン(ビタミンB3)も豊富に含まれています。これらは糖質や脂質の代謝を促進し、エネルギー生産をサポートする重要な栄養素です。

特にビタミンB12は、赤血球の生成や神経機能の維持に不可欠で、不足すると貧血や神経障害の原因となります。魚介類は植物性食品に比べてB12を豊富に含んでおり、秋イカもその例外ではありません。

「健康のことを考えると、やはり旬の魚介類を食べるのが一番ですね」。これは当店の常連のお客様で、管理栄養士をされている方のお言葉です。美味しさと健康の両方を追求できるのが、秋イカの大きな魅力なのです。

お客様とのエピソードから見る秋イカの魅力

初めて本物の甘みに出会ったお客様

先月、東京からお越しいただいた若いカップルのお客様がいらっしゃいました。「回転寿司のイカしか食べたことがない」とおっしゃるので、当店の秋イカの刺身をお出ししました。

一口召し上がった瞬間、女性のお客様が目を丸くして「え、これイカですか?こんなに甘いなんて信じられません」とおっしゃったのです。男性の方も「今まで食べてたイカは何だったんだろう」と驚かれていました。

お帰りの際には「また必ず来ます」と約束してくださり、先日実際に再訪していただきました。「あの秋イカが忘れられなくて」とのことで、料理人としてこれ以上の喜びはありません。

地元の漁師さんとの会話から生まれた新メニュー

当店では地元の漁師さんとの関係も大切にしています。ある日、長年お付き合いいただいている漁師さんから「今年の秋イカは特別だよ」と教えていただきました。

詳しく聞くと、今年は海水温の下がり方が例年より緩やかで、イカがじっくりと栄養を蓄える時間が長かったとのこと。この情報を元に、当店では通常より薄めにスライスした秋イカの刺身を新たにご提供することにしました。

薄くスライスすることで、甘み成分がより効率的に舌に伝わり、お客様からも「今年の秋イカは格別ですね」とのお声をいただいています。地元の方々との繋がりが、より良い料理の提供に結びついた好例です。

常連のお客様の毎年の楽しみ

当店には、毎年秋になると必ず秋イカを食べにお越しいただく常連のお客様がいらっしゃいます。80歳を超える男性のお客様で、「若い頃から滝の川の秋イカを食べ続けて50年以上になる」とおっしゃいます。

「年々味覚は衰えているはずなのに、滝の川の秋イカの甘みだけは昔と変わらずはっきりと感じられる」。これは先日いただいたお言葉です。長年の経験と技術の蓄積が、お客様に変わらぬ美味しさをお届けできている証拠だと思います。

このお客様は毎回、お孫さんやひ孫さんを連れて来店され、秋イカの美味しさを次の世代に伝えてくださっています。「食の文化の継承」という観点からも、私たちの仕事の意義を感じる瞬間です。

秋イカと他の季節のイカとの違い

多くのお客様から「春や夏のイカとどう違うのですか?」というご質問をいただきます。実際に食べ比べていただくのが一番ですが、その違いを簡単にご説明します。

春のイカは身が柔らかく、あっさりとした味わいが特徴です。成長期の始まりで、これはこれで美味しいのですが、甘み成分はまだ十分に蓄積されていません。

夏のイカは活動が活発で、身に適度な歯ごたえがあります。しかし、産卵を控えた秋ほどの栄養蓄積は見られず、甘みも秋には及びません。

冬のイカは産卵後で身が痩せており、残念ながら食材としての価値は大きく下がってしまいます。

このように比較すると、秋のイカがいかに特別な存在かお分かりいただけると思います。「一年で最も美味しい時期のイカを、最高の状態でお客様にお届けしたい」。これが当店の変わらぬ想いです。

まとめ:滝の川が誇る秋イカの世界

越前海岸の豊かな海が育んだ秋のイカ。その透明な身に秘められた甘みと食感の秘密を、当店では長年の経験と技術で最大限に引き出しています。

生命のサイクルが生み出す自然の恵み、それを受け継ぐ職人の技、そしてお客様との心温まる交流。これらすべてが揃って、初めて真の美食体験が生まれるのです。


























 店舗情報

 福井御幸店

 住所: 福井県福井市御幸4丁目12-1
 電話: 0776-43-0930
 営業時間:

  • ランチ:11:00~14:00
  • ディナー:18:00~21:30(時間帯により変動あり)

 越前町本店

 住所: 福井県丹生郡越前町高佐16-19-2

 電話: 0778-39-1200

 FAX: 0778-39-1923

営業時間: 11:00~15:00

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福井御幸店

福井県福井市御幸4丁目12‐1

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