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福井御幸店  TEL  0776-43-0930

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福井御幸店

福井県福井市御幸4丁目12‐1

電話 : 0776‐43‐0930

営業時間 

ランチ :11:00~14:00

ディナー:18:00~21:30

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ご予約のみの営業とさせて頂きます。 


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越前町本店

福井県丹生郡越前町高佐16-19-2

電話 : 0778-39-1120
FAX : 0778-39-1923

営業時間 : 11:00~15:00


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「滝の川」トピックス

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2025/6/20

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【職人の朝】なぜ料理長は毎朝市場へ行くのか?最高の素材を選ぶための五感とは

皆さま、こんにちは。福井県越前海岸で海鮮料理店を営んでおります「滝の川」です。

今日は、普段お客様にはあまりお話しすることのない、私たち料理人の朝の仕事についてお話ししたいと思います。

「なぜ料理長は毎朝市場へ行くのですか?」

これは、お客様からよくいただくご質問です。今は便利な時代で、インターネットで注文すれば翌日には新鮮な魚介類が届きます。わざわざ早起きして市場まで足を運ぶ必要はないのではないか、そう思われるのも当然でしょう。

しかし、私たちには譲れない理由があります。それは、本当に美味しい料理は、その日その瞬間にしか存在しない「最高の素材」を見つけ出すことから始まるからです。

そして、その最高の素材を見極めるために必要なのが、長年の経験で培った「五感」なのです。

市場へ行く本当の理由とは?

一期一会の「最高の個体」に出会うため

同じ魚種でも、一匹一匹の個性は全く違います。これは実際に見てみないと分からないことです。

例えば、昨日お客様に大変喜んでいただいた寒ブリがあったとします。同じ漁港で、同じ漁師さんが獲った同じ寒ブリでも、今日市場に並んでいるものが昨日と同じ品質とは限りません。

魚には個体差があり、脂の乗り方も身の締まり具合も一匹ずつ異なります。だからこそ、料理長が自分の目で確かめ、触れて、匂いを嗅いで、その日の最高の一匹を選び抜く必要があるのです。

季節の微妙な変化を感じ取るため

魚の味は季節によって大きく変わります。しかし、その変化はカレンダー通りではありません。

春の白身魚が一番美味しくなる時期は、気温や水温、潮の流れなどによって年ごとに微妙にずれます。これは実際に市場で魚を見て、触れてみないと分からないものです。

私たちの料理長は、毎日市場に通うことで、こうした自然の微妙なリズムを肌で感じ取っています。そして、その日その時に一番美味しい魚を選んでいるのです。

漁師さんや市場の方々との信頼関係

市場は単に魚を売買する場所ではありません。海の恵みを分けていただく、大切なコミュニティなのです。

長年市場に通い続けることで、漁師さんや仲買人の方々との間に深い信頼関係が生まれます。顔なじみの方から「今日は特別に良いのが獲れたよ」と教えていただいたり、一般には出回らない貴重な魚を分けていただいたりすることもあります。

この人と人とのつながりは、どんなに便利な仕組みでも代えることができない、私たちの宝物です。

料理長が駆使する「五感」の技術

【視覚】魚の状態を一瞬で見抜く目

料理長の素材選びは、まず「見る」ことから始まります。

魚の目をチェック

新鮮な魚の目は、黒目がはっきりしていて、透明感があります。時間が経つと目は濁り、窪んでしまいます。私たちの料理長は、魚の目を見ただけで、その魚がいつ獲れたものか、どのように扱われてきたかが分かります。

身の張り具合を確認

魚の身がピンと張っているかどうかも重要なポイントです。新鮮で良い魚は、見た目にも力強さがあります。これは、その魚が元気に泳いでいた証拠でもあるのです。

鰓(えら)の色で鮮度判定

鰓蓋を開けて中の色を確認します。新鮮な魚の鰓は鮮やかな赤色をしていますが、時間が経つとくすんだ色に変わってしまいます。

実際に料理長に同行させていただいたことがありますが、魚を一瞥しただけで「この魚は昨日の夕方に獲れたもので、氷の管理も良好。刺身にするのに最適です」と判断していました。その的確さには、何度見ても驚かされます。

【触覚】指先に宿る職人の感性

視覚で候補を絞り込んだ後、実際に魚に触れて最終確認を行います。

弾力性のチェック

魚の腹の部分を軽く押して、その反発力を確かめます。新鮮な魚は指を跳ね返すような強い弾力があります。これは身の締まり具合を知る重要な手がかりです。

脂の乗り具合を推定

触れた感触で、その魚の脂の乗り具合も推定できます。同じ魚種でも個体によって脂の量は大きく異なり、それが味に直結します。

料理長はよく「指先は第二の目」と言います。長年の経験により、わずかな触感の違いから、その魚の持つポテンシャルを読み取ることができるのです。

【嗅覚】匂いが語る真実の物語

魚介類にとって、匂いは鮮度を物語る最も正直な指標です。

潮の香りと生臭さの違い

新鮮な魚は、生臭いのではなく、その魚が育った海を思わせる爽やかな「潮の香り」がします。この香りを正確に嗅ぎ分ける能力は、プロの料理人にとって必須のスキルです。

微細な異臭の検知

鮮度が落ち始めると、人間の鼻では感じ取れないレベルの微細な匂いの変化が起こります。私たちの料理長は、この変化を決して見逃しません。

ある日、一見新鮮に見える魚を料理長が「これはダメですね」と判断したことがありました。私には分からない違いでしたが、後で確認すると確かに品質に問題がありました。プロの嗅覚の鋭さを痛感した瞬間でした。

【聴覚】市場の空気を読む力

意外に思われるかもしれませんが、聴覚も重要な役割を果たします。

市場の活気から情報収集

市場の活気や競りの威勢の良い声は、その日の水揚げ状況を物語っています。活気のある日は良い魚が多く揚がっている証拠でもあります。

人々の会話に耳を傾ける

漁師さんや仲買人の方々の会話には、貴重な情報が含まれています。「今日の○○漁港の魚は特に良い」といった情報を聞き逃さず、自分の判断と照らし合わせることで、より良い選択ができるのです。

【味覚の想像力】経験が生む究極の感性

市場では実際に魚を味わうことはできませんが、料理長の頭の中では、目の前の魚を調理した時の味が鮮明にイメージされています。

味のシミュレーション

魚を見て、触れて、匂いを嗅いだ瞬間、その魚を刺身にした時の食感、焼いた時の香り、煮付けた時の旨味の広がりが、料理長の脳内で詳細にシミュレートされています。

コース全体の構成を考える

一匹の魚だけでなく、その日仕入れる他の食材との組み合わせも同時に考えます。濃厚な味の後には繊細な味を、脂の強い魚の前にはさっぱりした前菜を、といったように、食事全体の流れまで市場で構想されているのです。

素材選びの実際のプロセス

早朝4時からの戦い

私たちの料理長の一日は、まだ暗い早朝4時から始まります。

市場に向かう車の中で、その日の天候や潮の満ち引き、前日の海の様子などを頭の中で整理します。これらの情報は、どんな魚が良い状態で揚がっているかを予想するための重要なデータです。

市場に到着すると、まず全体を一巡りして、その日の水揚げ状況を把握します。どんな魚種がどのくらい揚がっているか、全体的な品質はどうか、価格の動向はどうかなど、様々な情報を収集します。

魚との対話

候補となる魚を見つけると、いよいよ本格的な選別が始まります。

まずは遠くから全体の様子を観察し、次に近づいて詳細をチェックします。目、鰓、身の張り、色艶など、様々な角度から検証していきます。

この過程は、まさに魚との対話と言えるでしょう。料理長は魚の声なき声に耳を傾け、その魚が持つ物語を読み取ろうとしているのです。

最終決定と仕入れ

全ての検証を終えて初めて、仕入れるかどうかの最終判断を下します。

時には、見た目は申し分ないのに、わずかな匂いの違いで仕入れを見送ることもあります。また、外見はそれほどでもないのに、触感や匂いから隠れたポテンシャルを見抜いて仕入れることもあります。

この判断力こそが、長年の経験と五感を研ぎ澄ませてきた職人だけが持つ、特別な能力なのです。

お客様への想い

一期一会の食体験を提供したい

私たちが毎朝市場に通うのは、お客様に「今日だけの特別な一皿」を提供したいからです。

同じメニュー名でも、使用する素材によって味は大きく変わります。その日一番良い素材を使うことで、昨日とは違う、明日とも違う、その瞬間にしか味わえない食体験を提供できると信じています。

自然への感謝と敬意

市場での仕入れを通じて、私たちは自然の恵みのありがたさを日々実感しています。

海の状態、天候、漁師さんの技術、市場の方々の目利き、そして運輸業者の方々の丁寧な仕事。多くの方々の努力があって初めて、素晴らしい素材が私たちの手元に届きます。

この感謝の気持ちを込めて、一つ一つの素材を大切に調理し、お客様にお出ししているのです。

職人の技を次世代へ

五感を使った素材選びの技術は、マニュアル化することが困難な、まさに職人の技です。

私たちは、この技術を若い料理人たちに継承していくことも重要な使命だと考えています。実際に市場に同行させ、魚を触らせ、匂いを嗅がせ、経験を積ませることで、次世代の職人を育てているのです。

まとめ:一皿に込められた物語

なぜ料理長は毎朝市場へ行くのか。その答えは、五感を駆使して最高の素材を見つけ出し、お客様に特別な食体験を提供したいという、私たちの強い想いにあります。

効率や便利さとは対極にある、昔ながらの方法かもしれません。しかし、この愚直な仕事こそが、お客様に「滝の川でしか味わえない感動」をお届けする源になっていると確信しています。

次回お食事をしていただく際には、ぜひその一皿に込められた物語を思い出してください。夜明け前の市場で、料理長が全神経を集中させて選び抜いた素材が、あなたの目の前に運ばれているのです。





 店舗情報

 福井御幸店

 住所: 福井県福井市御幸4丁目12-1
 電話: 0776-43-0930
 営業時間:

  • ランチ:11:00~14:00
  • ディナー:18:00~21:30(時間帯により変動あり)

 越前町本店

 住所: 福井県丹生郡越前町高佐16-19-2

 電話: 0778-39-1200

 FAX: 0778-39-1923

営業時間: 11:00~15:00

 お問い合わせ

echizenkani@outlook.jp

※ 本店・御幸店共通メールアドレス
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「滝の川」一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております 

福井御幸店

福井県福井市御幸4丁目12‐1

営業時間 : 17:00∼22:00   

電話:0776-43-0930

ランチ :11:00~14:00

ディナー:18:00~22:00

新型コロナウィルスの影響により

ご予約限定のみ営業

mail :  araya@echizenkani.com        

本店、御幸店アドレスは共通

越前町本店

福井県丹生郡越前町高佐16-19-2

営業時間:11:00~15:00

電話 : 0778-39-1120

FAX : 0778-39-1923

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本店、御幸店アドレスは共通

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